12月9日、Facebook Japan株式会社の講師をお招きし、弊社オフィス内でデザイナー向け勉強会「モノクラムクリエイティブアカデミー」を開催しました。
「モノクラムクリエイティブアカデミー」は、より効果の高いクリエイティブ制作を実現するため、社外から講師をお招きし定期的に開催している社内セミナーです。
今回はサイバーエージェントをパートナー企業に認定いただいたFacebook Japan株式会社から講師をお招きし、Facebook動画広告配信における思想や推奨するクリエイティブについてお話いただきました。
■結論=クリエイティブが未来への鍵
スマートフォンでの動画視聴が習慣化している昨今、ネットテレビをはじめ動画コンテンツの提供が広がっています。
また、SNSでの動画広告の需要も増えているなかユーザーの購買行動などにも様々な変化が起こっていることから、「モバイルの世界でいま何が起こっているのか?」を紐解き、変化に見合うコミュニケーションを行うための手段についてお話いただきました。
なかでも動画クリエイティブを制作するにあたり、重要な2つのポイントについてご説明いただきました。
1.すばやく注目を引きつける
スマートフォンが普及し、人間の脳の情報処理速度が驚異的に向上しているため、動画広告の冒頭(2.5秒)で最も魅力的な部分を見せて興味をつかむことが重要です。
また、冒頭部分のみの視聴で約8割の動画の価値を感じられるようですが、冒頭以外の部分に付加価値となる情報を入れた構成にすることで全ての効果をより効率よく伝えることができます。
2.動画の冒頭に製品やブランドに関するメインメッセージを入れる
冒頭でメインメッセージを伝えきれていないクリエイティブは、動画広告ではスキップされてしまう可能性があり、最後にメインメッセージがあるようなテレビCMの素材はそのまま流用せずモバイル環境に最適化することが重要です。
その他にもFacebook社のデータをもとにした興味深いお話や、実際のスプリットテストデータを使った「ベストプラクティス・テスト」も行われ、充実したセミナーでした。
ユーザーの興味を喚起する発想で創っていくクリエイティブと、ユーザーの情報処理速度にあわせてコンテンツを創るスキルが何よりも重要ということを改めて学ぶことができ、弊社のこれからのクリエイティブ制作にとても参考となりました。
■「どれだけ面白いクリエイティブを創れるか」に挑戦
ワークショップでは、インスタグラムで支持されている世界のインフルエンサーのクリエイティブを踏まえ、モバイル視聴環境および縦型表示に最適な動画コンテンツを実際に制作しました。
■総括
2021年までに世界のモバイルデータの78%が動画になり、広告も動画がメインになると予想されています。
弊社は、ビジネスを動かすフェーズを握っているのはクリエイティブであり、消費者の趣向・行動の変化に合わせて合致できるものを創れるクリエイターが必要となっていくと考えています。
Facebook社の掲げる「Mobile First Creative(モバイル環境に最適化されたクリエイティブ)」を成功させるために、継続的なテストと優れたクリエイティブを創りつづけていきます。